ぎっくり腰

ぎっくり腰について

ぎっくり腰(急性腰痛症)とは、急な動作や不自然な動作などにより、突然腰に強い痛みを感じる病気です。ひどい時は2、3日動けなくなることがあるため、日頃から予防をすることが大切です。

通常は安静にしていると自然治癒をしますが、あまりにも症状が長引く場合は別の病気が考えられるため、その場合は病院で適切な診断を受ける必要があります。

原因

多くのぎっくり腰は原因が特定できません。考えられる要因は、筋肉疲労や背骨のゆがみなどが挙げられます。この筋肉疲労や背骨のゆがみは、長時間の立ち仕事、悪い姿勢、疲労、運動不足、肥満、冷えなどからくると言われています。
また、腰椎椎間関節症や椎間板ヘルニアといった腰周辺の組織が損傷していることが理由で発症する場合があります。その他にも、脊椎腫瘍、子宮内膜炎、尿路結石などの疾患によって引き起こされることがあります。

症状

主な症状は、腰に激痛が走ることです。顔を洗おうとして体を曲げた時や、靴下を履こうとした時、中腰になって物を持ち上げた時などに起きやすいと言われています。

ほとんどの場合、一ヶ月以内に症状は解消しますが、ぎっくり腰を繰り返していると慢性的な腰痛へ移行したり、椎間板ヘルニアを合併したりする危険があるため、正しく処置を行うことが大切です。

治療

ぎっくり腰は自然治癒によって回復するため、無理に病院には行かず、まずは安静にして様子を見ると良いでしょう。膝や股関節を曲げてエビのような姿勢で横になると痛みが出にくいと言われています。安静にしている期間が長くなると、逆に腰の痛みを悪化させることがあるため、ある程度症状が治まったら、動ける範囲で動くことが大切です。あまりにも痛みがひどい時は、痛み止めの薬が効果的です。

どんな姿勢をとっても痛みが軽減しない、発熱や冷や汗がある、足のしびれがあるといった異常を感じた場合、ぎっくり腰以外の疾患が考えられるため、病院で診断を受けましょう。

予防

ぎっくり腰は日頃から腰への負担を減らして予防をすることが大切です。

日頃から気をつけるといいこと

・顔を洗う時など、体を曲げる必要がある場合は膝と股関節を軽く曲げる
・椅子に座る時は、深く腰掛け背中と背もたれを密着させる
・物を持つ際は、膝を十分に曲げて腰に力が入らないようにする
・体重をコントロールする
・ハイヒールなど、腰に負担がかかる靴を避ける
・腹筋や背筋などの筋力を維持、向上させ、腰周りのサポートを強化する
・長時間の立ち仕事や座り仕事など、同じ姿勢が続く時は休憩をこまめにとる

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